睡眠のしくみ

睡眠不足の人や不眠症の方が多くなっている現代ですが、毎日私たちが取っている睡眠はどのような意味があるのでしょうか?
睡眠は、人の脳と身体に休養を与えるために必要な行動です。

 

その睡眠には3つのしくみが大きく関与しています。

疲れたから眠る(恒常性維持機構)

 起きている間に脳に疲れがたまり脳の活動が低下して眠くなる現象で、覚醒していた時間に依存する仕組み
 例)睡眠不足で眠くなる

夜になると眠る(体内時計機構)

 体内時計により、夜になると身体と心を休息の状態に切り替えて自然に眠くなる現象。
 体と心を休息の状態に切り替えるのが、夜暗くなると脳から分泌され体内時計に働きかけるメラトニンというホルモンが関与しています。

目覚めている状態を維持するため眠る(覚醒調節機構)

 目覚めている必要があるとき、脳の活動状態を保つ仕組みです。
 この仕組みの調節にはオレキシンという覚醒物質が関わっており、日中は多く分泌され覚醒状態が維持されるが、夜になるとオレキシンの分泌量が少なくなり覚醒状態を維持できなくなるために眠くなるのです。

 

 

体内時計とは

睡眠のしくみの一つである体内時計機構ですが、そもそも体内時計って何でしょうか?
「体内時計」は人間の1日周期でリズムを刻む機能で、意識しなくても日中は身体と心が活動状態になり、夜間は休息状態に切り替わる機能です。
この働きで人は夜になると自然な眠りに導かれ、毎朝光を浴びるとリセットされます。
この機能を司るのは脳の視交叉上核にあると言われています。

 

睡眠のサイクル

夢を見るレム睡眠大脳を休めるノンレム睡眠約90分周期で変動し、朝の覚醒に向けて徐々に準備を整えます。
眠りにつくとまず現われるのが、ノンレム睡眠です。次に浅い眠りのレム睡眠へと移行します。

ノンレム睡眠

脳が眠っている状態で眠りの深さにより4段階に分けられる
浅い眠りから深くなり、最も深い睡眠から浅い眠りに変わり、その後レム睡眠に移る
特徴:入眠直後・夢はほとんど見ない・身体を支える筋肉は働いている・呼吸回数、脈拍が減少

レム睡眠

身体は深く眠り、脳は起きている状態
目覚めの準備状態なのでこの時起床すると目覚めが良い
特徴:眼球が動く・身体の力が完全に抜けている・呼吸脈拍が不規則・夢を見る

 

睡眠を取ることで脳と身体そして心に休息を与えることが出来ます。
しっかりとした睡眠をとることで日中の活動しやすさにつながるのではないでしょうか?
また、90分周期で変わるノンレム睡眠とレム睡眠の仕組みを利用してレム睡眠中に起床できるよう睡眠時間を調節してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

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